ソニーは新幹線でも作れば?
先日のエントリで、「ソニーはもう昔日のようなコンシューマー・エレクトロニクスで大ヒットを出せるような勢いのある会社ではなく、真面目な人たちがコツコツ努力する安定を志向する会社になっている」と書いた。
このZ4は、まさにそれを裏付ける「無難な商品」だ。
わかっていたこととはいえ、ちょっと悲しくなるくらい、フツーのスマホだよこれ…
Zシリーズはこれで終了で、次期スマホ開発は、PSPを手がけた人やデジカメを手がけた人が関わるそうだけど、どうせ従来の事業領域を壊すような端末は出せないに違いない。
もういっそ「スパイダーマン・スマホ」とか出せばいいのに。ソニーピクチャーズの映画見放題とか組み込んで?
無理か…
前回も書いたけど、ソニーはもうインフラとか、そういう真面目さが活きる事業分野に進出するのがいいと思う。
そこで(勝手に)提案するんだが、新幹線を作ってはどうかな?
もちろん、一から全部は無理だろうけど、どっかと組んで、デザインとブランドだけ出せばいいじゃん。
鉄道みたいなインフラは、結局どっかの偉い人にうんと言わせるだけでOKなわけだから、まだまだ昔の名前が通用するんじゃないかしら?
もちろん、車両の前面にはスパイダーマンが張り付いているやつ。
スバルが世界で絶賛されている件について
スバル・ブランドの自動車メーカー、富士重工業が絶好調だ。
営業利益率の高さはトヨタさえ圧倒する14%超。
要するに、スバル車が高い付加価値で買われている、ということなのだろう。
国内でも最近はスバル車をよく見かけるような気がするが、スバルが本当に売れているのはアメリカ、カナダだ。
たぶん、雪が降る地域が、その人気の中心じゃないかと思う。
スバルの四輪駆動の技術は、たぶん世界一だからだ。
日本でも、スバルは東北地方とか、雪が激しく積もる地方で根強い人気があった。
厳しい雪道では、なんちゃって四輪駆動ではなんの役にも立たない。
どんな路面でもきっちりと走るスバル車の安定感は、雪国に人たちにとって、他に変えがたい魅力なのだろう。
そして悪路に強い、というスバルの昔からの強みは、ラリーでの強さを通じて、世界の車好きに知られていった。
いま日本の自動車メーカーで、モータースポーツで世界レベルの結果を出しているのも、スバルだけ。
スバルの人気が世界的に盛り上がっているのは、ある意味当然だし、それにはしっかりした技術の裏付けがある。
今後、スバルはよりスポーティーなブランド・イメージを訴求していくらしいが、ドイツ車におけるポルシェのように、性能の高さに裏打ちされたハイブランドをめざしてほしいと思う。
少なくとも、SUVの性能では、スバルはすでにポルシェを凌駕しているわけだから。
要するにソニーはもう昔のソニーじゃないってことだよね 〜日経記事を読んで〜
日経にソニー批判の記事が出ていた。
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXMZO85712850V10C15A4000000/
おべんちゃら記事ばかりの日経にしては、かなり踏み込んだ批判が書かれている。
OB60人に取材したそうだ。
OBなんて現体制に批判めいたこと言うのわかってるわけで、つまり最初から批判する気まんまんの記事をめざしたわけだ。
ソニーの広告なんて今入らないんだろうな…
DAX上昇、ユーロ下落で、誰かさん(大人)の巻き戻し終了?
先週下げが目立ったドイツの株価指数DAXが、今日は上げている。
もともとDAXは、今年に入って非常に堅調に上げていた。
そしてDAXの上げは、ユーロの下落とセットになっていた。
つまり、ユーロが下げれば、輸出株が多いDAXが上がるという構図だ。
これが先週は突然崩れ、ユーロが上げてDAXが下がる展開になっていたのだ。
こんなときは、どこかの大人(大口の機関投資家)がポジションを巻き戻していることが多い。
つまり、利益確定だ。
ユーロが下がる大本の原因である、ECBの緩和路線は変わっていないし、ドイツ輸出企業の強さも変わっていない。
相場の流れそのものは変わっていないのだ。
だから、こういうときは、大人の巻き戻しが終わったら、また流れが元に戻ることが多い。
ユーロ下落が復活すれば、DAXは再び上げ始めるだろう。
ユーロとDAXに注目だ。
今年もセル・イン・メイは来るの?2年前の大惨事の記憶が…
アメリカの株式市場では、セル・イン・メイという格言がある。
株は5月に売れ!
というわけだ。
不思議と、これがよく当たる。
とくに、2年前の5月には、日本の株式市場も大幅下落した。
その直前まで、日経は高値を更新してノリノリで上げていた。
それが、1週間で2000円も下げたのだ。
格言どおり、あそこで逃げていれば…
という展開だった。
そして去年も、市場は5月に下落した。
その前年の記憶がかなり強く残っていたので、みんなが5月にあわてて逃げ出した感じだった。
そして今年…
まだ2年前の記憶は残っているけれど、さすがに3年続くということがあるのか?
みんなが同じ行動をとるなら、その裏をかいたほうが儲かるのが市場だ。
今年も5月の株式市場は注視しなくては。