スバルが世界で絶賛されている件について
スバル・ブランドの自動車メーカー、富士重工業が絶好調だ。
営業利益率の高さはトヨタさえ圧倒する14%超。
要するに、スバル車が高い付加価値で買われている、ということなのだろう。
国内でも最近はスバル車をよく見かけるような気がするが、スバルが本当に売れているのはアメリカ、カナダだ。
たぶん、雪が降る地域が、その人気の中心じゃないかと思う。
スバルの四輪駆動の技術は、たぶん世界一だからだ。
日本でも、スバルは東北地方とか、雪が激しく積もる地方で根強い人気があった。
厳しい雪道では、なんちゃって四輪駆動ではなんの役にも立たない。
どんな路面でもきっちりと走るスバル車の安定感は、雪国に人たちにとって、他に変えがたい魅力なのだろう。
そして悪路に強い、というスバルの昔からの強みは、ラリーでの強さを通じて、世界の車好きに知られていった。
いま日本の自動車メーカーで、モータースポーツで世界レベルの結果を出しているのも、スバルだけ。
スバルの人気が世界的に盛り上がっているのは、ある意味当然だし、それにはしっかりした技術の裏付けがある。
今後、スバルはよりスポーティーなブランド・イメージを訴求していくらしいが、ドイツ車におけるポルシェのように、性能の高さに裏打ちされたハイブランドをめざしてほしいと思う。
少なくとも、SUVの性能では、スバルはすでにポルシェを凌駕しているわけだから。