任天堂と提携したDNAは、まだ買えるんじゃないか?
任天堂との提携発表で二日連絡ストップ高したDNAだが、今日は反落している。
DNAの提携効果は、もう株価に織り込まれたのだろうか?
ちょっと考えてみたい。
いま、DNAのPERは、12倍くらいだ。
※PERは、1株あたり利益で株価を割った数値で、もっとも基本的な投資尺度、東証の平均値は17倍
これは、東証の平均より低い。
一方、DNAの業績は、2年前がピークで、そこから下がり続けている。
具体的にいうと、EPS(1株あたり利益)が、
2014年、333円
2015年、241円
2016年、112円(会社予想)
という感じで切り下がっているのだ。
つまり現状の低いPERは、将来の最終利益が、2016年予想よりさらに低下することを織り込んだものだ。
しかし、DNAに限らず、スマホゲームの場合、ヒット作が1本出現すると、爆発的に利益が増大する。
そして任天堂のキャラクターを使ったスマホゲームがヒットする確率は、それなりに高いと思われる。
もちろん、絶対ではない。
絶対ではないが、可能性は十分あると思うのだ。
このような「期待」が、いちばんビビッドに株価を動かす原動力になる。
本当にヒットが出てからでは遅い。
そして、もし本当にヒットが出現するとすれば、現在のDNAの株価は、安いといわざるをえない。
つまり、DNAの株価は、任天堂との提携によって、スマホゲームでヒットを出せるはず、と考える立場ならば、まだまだ買いなのだ。
そんなわけで、俺は今日、DNAを買った。
買値は2046円。